38AM87第38回 臨床工学技士国家試験 過去問

医用基礎工学数学・単位・基礎物理複素数・単位換算・物理量・基本計算

J/kg に相当する固有単位はどれか。 a.H b.Bq c.Gy d.Sv e.Wb

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、J/kgに相当する放射線関連の固有単位が問われています。

J/kg は、単位質量あたりに吸収されたエネルギーを表す単位です。

J/kg に相当する代表的な固有単位は次の2つです。

  • Gy、グレイ
  • Sv、シーベルト

したがって、正しい小項目はc、dです。

解説

単位 J/kg は、1 kg あたり何 J のエネルギーが与えられたかを表します。

放射線分野では、次のように使われます。

Gy、グレイは、吸収線量の単位です。
物質1 kgあたりに吸収された放射線エネルギーが1 Jのとき、

  • 1 Gy = 1 J/kg

となります。

Sv、シーベルトは、等価線量や実効線量の単位です。
放射線の種類や臓器ごとの影響を考慮した線量ですが、単位の次元としては、

  • 1 Sv = 1 J/kg

です。

ただし、GyとSvは同じ J/kg で表せても、意味は異なります。

  • Gy:物理的に吸収されたエネルギー
  • Sv:人体影響を考慮した線量

問題文の小項目を確認します。

a.H
誤りです。Hはヘンリーで、インダクタンスの単位です。J/kgではありません。

b.Bq
誤りです。Bqはベクレルで、放射能の単位です。1秒あたりの壊変数を表し、1 Bq = 1 s^-1 です。

c.Gy
正しいです。Gyはグレイで、吸収線量の単位です。1 Gy = 1 J/kg です。

d.Sv
正しいです。Svはシーベルトで、等価線量や実効線量の単位です。単位としては J/kg に相当します。

e.Wb
誤りです。Wbはウェーバで、磁束の単位です。J/kgではありません。

ひっかけポイント
GyとSvはどちらもJ/kgに相当しますが、意味が違います。
Gyは吸収線量、Svは人体影響を考慮した線量です。

選択肢の確認

1.誤り。
選択肢1は a、b の組合せです。Hはインダクタンス、Bqは放射能の単位であり、J/kgではありません。

2.誤り。
選択肢2は a、e の組合せです。Hはインダクタンス、Wbは磁束の単位です。どちらもJ/kgではありません。

3.誤り。
選択肢3は b、c の組合せです。cのGyはJ/kgですが、bのBqはs^-1であり、J/kgではありません。

4.正しい。
選択肢4は c、d の組合せです。Gyは吸収線量、Svは等価線量・実効線量の単位であり、どちらもJ/kgに相当します。

5.誤り。
選択肢5は d、e の組合せです。dのSvはJ/kgですが、eのWbは磁束の単位であり、J/kgではありません。

覚えるポイント

  • Gy、グレイは吸収線量の単位です。
  • 1 Gy = 1 J/kgです。
  • Sv、シーベルトは等価線量・実効線量の単位です。
  • 1 Sv = 1 J/kgに相当します。
  • Bqは放射能、Hはインダクタンス、Wbは磁束の単位です。

関連問題

38AM8638AM88
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)