37AM84|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
密度 2500 kg/m³、体積 10 L の物体に 100 kJ の熱量を与えると物体の温度が 10℃上昇した。この物体の比熱[J/(kg・K)]に最も近いのはどれか。 ただし、与えられた熱量はすべて物体の温度上昇に使われたものとする。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、熱量、質量、比熱、温度変化の関係が問われています。
使う式は次のとおりです。
- Q = m c ΔT
ここで、
- Q:熱量
- m:質量
- c:比熱
- ΔT:温度変化
比熱 c を求めるには、
- c = Q / (m ΔT)
を使います。
解説
まず、与えられた条件を整理します。
- 密度 ρ = 2500 kg/m³
- 体積 V = 10 L
- 熱量 Q = 100 kJ
- 温度上昇 ΔT = 10 K
温度差は、℃での差もKでの差も同じ大きさです。そのため、10℃上昇は 10 K の温度変化として扱えます。
1. 体積を単位変換する
体積 10 L を m³ に変換します。
- 1 L = 0.001 m³
- 10 L = 0.010 m³
2. 質量を求める
密度と体積から質量を求めます。
- m = ρV
- m = 2500 × 0.010
- m = 25 kg
3. 熱量を単位変換する
熱量 100 kJ を J に変換します。
- 1 kJ = 1000 J
- 100 kJ = 100000 J
4. 比熱を求める
式に代入します。
- c = Q / (m ΔT)
- c = 100000 / (25 × 10)
- c = 100000 / 250
- c = 400 J/(kg・K)
したがって、
- c = 4.0 × 10² J/(kg・K)
となり、選択肢2が正答です。
ひっかけポイント
10 Lを 10 m³ として扱うと大きく誤ります。Lからm³への単位変換が最重要です。
選択肢の確認
1.誤り。
2.5 × 10² J/(kg・K) は小さすぎます。正しく計算すると 4.0 × 10² J/(kg・K) です。
2.正しい。
体積 10 L = 0.010 m³、質量は 25 kg です。100000 J / (25 × 10) = 400 J/(kg・K) となり、4.0 × 10² が最も近い値です。
3.誤り。
2.5 × 10³ J/(kg・K) は大きすぎます。質量や熱量の単位変換を誤ると、このような大きな値になりやすいです。
4.誤り。
4.0 × 10³ J/(kg・K) は、正答の10倍です。100 kJをJに直す計算や、体積換算を確認します。
5.誤り。
2.5 × 10⁴ J/(kg・K) は大きすぎます。10 Lを10 m³のように扱うと、質量計算が崩れて誤答につながります。
覚えるポイント
- 熱量の式は Q = m c ΔT です。
- 比熱は c = Q / (m ΔT) で求めます。
- 10 L = 0.010 m³ です。
- 100 kJ = 100000 J です。
- 温度差では、10℃の上昇は 10 K の温度変化として扱えます。