39AM10第39回 臨床工学技士国家試験 過去問

人体の構造と機能細胞・代謝・薬理細胞小器官・ATP・糖質/脂質代謝・ADME

甲状腺ホルモン分泌のフィードバック制御を行うのはどれか。 a.視 床 b.視床下部 c.下垂体 d.松果体 e.副 腎

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、甲状腺ホルモンの分泌調節が問われています。

甲状腺ホルモンは、視床下部、下垂体、甲状腺からなる内分泌軸で調節されます。

解説

甲状腺ホルモン分泌は、次の流れで制御されます。

  • 視床下部から TRH が分泌される
  • TRH が下垂体前葉を刺激する
  • 下垂体前葉から TSH が分泌される
  • TSH が甲状腺を刺激する
  • 甲状腺から T₃、T₄ が分泌される

血中の甲状腺ホルモンが増えると、視床下部と下垂体に対して負のフィードバックが働きます。

その結果、TRH と TSH の分泌が抑制され、甲状腺ホルモン分泌が調節されます。

小項目の正誤は次の通りです。

  • a.誤り。視床は感覚情報などの中継に関わりますが、甲状腺ホルモン分泌の主要なフィードバック制御部位ではありません。
  • b.正しい。視床下部は TRH を分泌し、甲状腺ホルモンによる負のフィードバックを受けます。
  • c.正しい。下垂体前葉は TSH を分泌し、甲状腺ホルモンによる負のフィードバックを受けます。
  • d.誤り。松果体は主にメラトニン分泌に関わります。
  • e.誤り。副腎は副腎皮質ホルモンやカテコールアミンに関わりますが、甲状腺ホルモン分泌の主なフィードバック制御部位ではありません。

したがって、正しい小項目は b、c です。

ひっかけポイント
「視床」と「視床下部」は別です。内分泌調節で重要なのは視床下部です。

選択肢の確認

1.誤り。
選択肢1は a、b の組合せです。bは正しいですが、aの視床は甲状腺ホルモン分泌の主要なフィードバック制御部位ではありません。

2.誤り。
選択肢2は a、e の組合せです。視床と副腎は、甲状腺ホルモン分泌のフィードバック制御を担う組合せではありません。

3.正しい。
選択肢3は b、c の組合せです。視床下部と下垂体は、甲状腺ホルモンの負のフィードバック制御に関わります。

4.誤り。
選択肢4は c、d の組合せです。cは正しいですが、松果体は甲状腺ホルモン分泌の主要な制御部位ではありません。

5.誤り。
選択肢5は d、e の組合せです。松果体と副腎は、甲状腺ホルモン分泌のフィードバック制御を担う組合せではありません。

覚えるポイント

  • 甲状腺ホルモン調節は、視床下部、下垂体、甲状腺の軸で考えます。
  • 視床下部は TRH を分泌します。
  • 下垂体前葉は TSH を分泌します。
  • 甲状腺ホルモンは視床下部と下垂体に負のフィードバックをかけます。
  • 視床と視床下部を混同しないようにします。

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