39AM14|第39回 臨床工学技士国家試験 過去問
人体の構造と機能細胞・代謝・薬理細胞小器官・ATP・糖質/脂質代謝・ADME
二次性低血圧症の原因でないのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、二次性低血圧症の原因と、低血圧ではなく高血圧を起こす代表疾患が問われています。
原発性アルドステロン症は、低血圧ではなく二次性高血圧の代表的な原因です。
解説
低血圧は、循環血液量の低下、心拍出量の低下、血管収縮不全、内分泌異常などで起こります。
二次性低血圧の原因として重要なのは次のようなものです。
- 脱水や出血による循環血液量低下
- 心不全による心拍出量低下
- 副腎皮質機能低下症、アジソン病
- 甲状腺機能低下症
- 敗血症やアナフィラキシーなどによる血管拡張
一方、原発性アルドステロン症では、アルドステロンが過剰に分泌されます。アルドステロンはナトリウムと水分の再吸収を促進するため、循環血液量が増加しやすく、一般に高血圧をきたします。
ひっかけポイント
原発性アルドステロン症は「低血圧」ではなく「高血圧」と結びつけます。低カリウム血症を伴う高血圧として問われやすい疾患です。
選択肢の確認
1.原因として該当します。
脱水では循環血液量が減少し、静脈還流や心拍出量が低下します。そのため低血圧を起こします。
2.原因として該当します。
心不全では心拍出量が低下し、十分な血圧を維持できなくなることがあります。
3.原因として該当します。
アジソン病は副腎皮質機能低下症です。コルチゾールやアルドステロンの不足により、低血圧をきたします。
4.原因として該当します。
甲状腺機能低下症では代謝低下、心拍出量低下、徐脈などにより低血圧をきたすことがあります。
5.正答。原因ではありません。
原発性アルドステロン症はアルドステロン過剰によりナトリウム・水分貯留を起こし、一般に高血圧の原因となります。二次性低血圧症の原因ではありません。
覚えるポイント
- 脱水は循環血液量低下により低血圧を起こします。
- 心不全は心拍出量低下により低血圧を起こします。
- アジソン病は副腎皮質機能低下により低血圧を起こします。
- 甲状腺機能低下症でも低血圧をきたすことがあります。
- 原発性アルドステロン症は二次性高血圧の代表です。