39AM29|第39回 臨床工学技士国家試験 過去問
観血式血圧測定で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、観血式血圧測定の基本操作と測定原理が問われています。
観血式血圧測定では、動脈カテーテル、圧トランスデューサ、加圧バッグ、フラッシュシステムを用いて、動脈圧を連続的に測定します。
解説
観血式血圧測定で特に重要なのは、ゼロ点調整とトランスデューサの高さです。
圧トランスデューサの基準点は、右心房の高さに合わせます。一般に、仰臥位では中腋窩線付近が目安になります。
ゼロ点調整では、トランスデューサを大気開放し、大気圧を 0 mmHg として設定します。
この操作を誤ると、測定値が実際より高くなったり低くなったりします。
また、観血式血圧測定は拍動ごとの血圧波形を直接測るため、不整脈がある場合でも血圧変動を連続的に観察できます。非観血式血圧測定よりも循環動態の変化を把握しやすい点が特徴です。
臨床工学技士としての注意点
観血式血圧測定では、ゼロ点、トランスデューサの高さ、気泡、血栓、回路の屈曲、過減衰・共振を確認します。
選択肢の確認
1.誤り。
観血式血圧測定では動脈圧波形を連続的に直接測定できます。不整脈があると非観血式血圧測定では測定困難になることがありますが、観血式では拍動ごとの変化を把握できます。
2.正しい。
大気開放の位置を右心房の高さに合わせてゼロ点調整を行います。右心房の高さを基準にすることで、静水圧による測定誤差を減らします。
3.誤り。
血圧波形では高周波ノイズを除くために低域通過フィルタ、ローパスフィルタの考え方が重要です。高域通過フィルタを用いると低周波成分や基線情報が失われ、血圧測定に不適切です。
4.誤り。
加圧バッグは、動脈圧と同圧ではなく、通常は動脈圧より高い圧に加圧して、持続フラッシュを維持します。一般に 300 mmHg 程度に加圧します。
5.誤り。
観血式血圧測定のトランスデューサには、圧変化を電気信号に変換する圧センサが用いられます。フォトダイオードは光を検出する素子であり、観血式血圧測定の代表的トランスデューサではありません。
覚えるポイント
- 観血式血圧測定では右心房の高さでゼロ点調整を行います。
- ゼロ点調整では大気開放して 0 mmHg を設定します。
- 加圧バッグは通常、動脈圧より高い圧に加圧します。
- 観血式では拍動ごとの血圧波形を連続的に観察できます。
- トランスデューサの高さ、気泡、屈曲、過減衰、共振を確認します。