39AM32第39回 臨床工学技士国家試験 過去問

生体計測装置学画像・光・超音波計測Bモード・PET/CT/MRI/SPECT・内視鏡・光トポ

装置から生体に物理的エネルギーを加えて計測するのはどれか。 a.PET 装置 b.SPECT 装置 c.X 線 CT 装置 d.超音波診断装置 e.光トポグラフィ装置

解答・解説を見る

正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、計測装置が生体へ物理的エネルギーを加えて測定する装置かどうかを判定します。

正しい小項目は、c.X 線 CT 装置、d.超音波診断装置、e.光トポグラフィ装置です。

したがって、正答は 5 です。

解説

生体計測装置は、大きく分けると次のように考えられます。

  • 生体から自然に出てくる信号や、体内の放射性医薬品から出る信号を検出するもの
  • 装置から生体へエネルギーを加え、その透過、反射、散乱、吸収などを測定するもの

この問題で問われているのは、後者です。

X 線 CT 装置では、装置の X 線管から生体へ X 線を照射し、透過した X 線を検出器で測定します。X 線という物理的エネルギーを生体に加えているため該当します。

超音波診断装置では、プローブから超音波を生体へ送信し、組織や臓器から返ってくる反射波を受信します。超音波という機械的振動エネルギーを加えているため該当します。

光トポグラフィ装置では、近赤外光を頭部などに照射し、組織内での吸収や散乱の変化を利用して酸素化状態を評価します。光エネルギーを加えているため該当します。

一方、PET 装置SPECT 装置は、放射性医薬品を体内に投与し、体内から放出される放射線を検出して画像化します。装置自体が X 線や超音波のようなエネルギーを外部から生体へ照射して計測するものとは区別します。

ひっかけポイント
PET や SPECT では放射線を扱いますが、装置から生体へ照射しているわけではありません。体内の放射性医薬品から出る放射線を検出している点がポイントです。

選択肢の確認

1.誤り。
選択肢1は a、b、c の組合せです。cの X 線 CT 装置は該当しますが、aの PET 装置とbの SPECT 装置は、装置から生体へ物理的エネルギーを加えて測定する装置としては扱いません。

2.誤り。
選択肢2は a、b、e の組合せです。eの光トポグラフィ装置は該当しますが、aの PET 装置とbの SPECT 装置が該当しません。

3.誤り。
選択肢3は a、d、e の組合せです。dの超音波診断装置とeの光トポグラフィ装置は該当しますが、aの PET 装置が該当しません。

4.誤り。
選択肢4は b、c、d の組合せです。cの X 線 CT 装置とdの超音波診断装置は該当しますが、bの SPECT 装置が該当しません。

5.正しい。
選択肢5は c、d、e の組合せです。X 線 CT 装置は X 線、超音波診断装置は超音波、光トポグラフィ装置は近赤外光を生体へ加えて計測します。

覚えるポイント

  • X 線 CT は X 線を照射して測定します。
  • 超音波診断装置は超音波を送信して測定します。
  • 光トポグラフィは近赤外光を照射して測定します。
  • PETSPECT は体内から放出される放射線を検出します。
  • 「装置から加える」のか「体内から出る信号を検出する」のかを分けて考えます。

関連問題

39AM3139AM33
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)