39AM33|第39回 臨床工学技士国家試験 過去問
機械力を使う治療機器はどれか。 a.輸液ポンプ b.人工呼吸器 c.吸引器 d.除細動器 e.保育器
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、治療機器が利用するエネルギーの種類を判定します。
機械力とは、ポンプ、圧力、吸引、送気、流体移動などの機械的な力を利用することです。
正しい小項目は、a.輸液ポンプ、b.人工呼吸器、c.吸引器です。
したがって、正答は 1 です。
解説
医用治療機器は、患者に加えるエネルギーの種類で整理すると理解しやすくなります。
- 機械的エネルギー
- 電気的エネルギー
- 熱エネルギー
- 光エネルギー
- 超音波エネルギー
- 放射線エネルギー
この問題で問われているのは、機械力を使う治療機器です。
輸液ポンプは、ローラ機構、フィンガ機構、シリンジの押し子などを用いて薬液を送り出します。薬液を移動させるために機械的な力を使うため該当します。
人工呼吸器は、タービン、ブロワ、ピストン、圧縮ガスなどによって気体を患者へ送ります。陽圧換気により肺へガスを送り込むため、機械力を利用する機器です。
吸引器は、陰圧を発生させて血液、分泌物、痰などを吸引します。圧力差を用いて流体を移動させるため、機械力を使う治療機器です。
一方、除細動器は電気エネルギーを心臓へ加える装置です。保育器は温度、湿度、気流などを管理して新生児の環境を維持する装置であり、主な作用は機械力ではなく保温・環境管理です。
国家試験ではここを押さえる
「ポンプで送る」「圧をかける」「吸引する」「流体を動かす」という表現があれば、機械力を利用する機器として考えやすくなります。
選択肢の確認
1.正しい。
選択肢1は a、b、c の組合せです。輸液ポンプ、人工呼吸器、吸引器はいずれも、液体や気体を移動させるために機械力を利用します。
2.誤り。
選択肢2は a、b、e の組合せです。輸液ポンプと人工呼吸器は該当しますが、保育器は主に保温や環境管理を行う装置であり、機械力を使う治療機器としては扱いません。
3.誤り。
選択肢3は a、d、e の組合せです。輸液ポンプは該当しますが、除細動器は電気エネルギーを用いる装置です。保育器も機械力を主作用とする治療機器ではありません。
4.誤り。
選択肢4は b、c、d の組合せです。人工呼吸器と吸引器は該当しますが、除細動器は電気エネルギーを用いる装置です。
5.誤り。
選択肢5は c、d、e の組合せです。吸引器は該当しますが、除細動器と保育器は機械力を主作用とする治療機器ではありません。
覚えるポイント
- 輸液ポンプは薬液を機械的に送り出します。
- 人工呼吸器はガスを機械的に送ります。
- 吸引器は陰圧を利用して吸引します。
- 除細動器は電気エネルギーを利用します。
- 保育器は保温・湿度・環境管理を主目的とします。
- エネルギー分類の問題では、装置が患者に何を加えているかを確認します。