37AM33|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
カテーテルアブレーション装置について正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、カテーテルアブレーション装置の治療原理が問われています。
カテーテルアブレーションは、不整脈の原因となる心筋組織にカテーテル先端を接触させ、主に高周波電流による熱凝固で異常興奮の伝導路を焼灼する治療です。
解説
カテーテルアブレーションでは、血管内から心腔内へ電極カテーテルを進め、目的部位に先端電極を接触させます。そこで高周波電流を通電し、局所的に心筋を加熱して凝固壊死を作ります。
治療対象は、発作性上室性頻拍、心房粗動、心房細動、心室頻拍など、不整脈の種類によって異なります。
一般的な高周波アブレーションでは、カテーテル先端温度を監視しながら治療します。温度は数十℃程度で管理され、300℃のような高温ではありません。過加熱は血栓形成、心筋穿孔、蒸気爆発などの危険につながります。
また、単極高周波アブレーションでは体表に対極板を貼付し、電流の帰路を確保します。
臨床工学技士としての注意点
アブレーションでは、出力、温度、インピーダンス、通電時間、対極板装着状態、心電図、不整脈誘発の有無を総合的に確認します。治療機器としての高周波出力管理と熱傷防止が重要です。
選択肢の確認
1.誤り。
治療時のカテーテル先端温度は300℃ではありません。高周波アブレーションでは、組織を過度に炭化させないよう、数十℃程度で温度管理しながら焼灼します。
2.誤り。
カテーテルアブレーションでは、主に低周波電流ではなく高周波電流を用います。低周波刺激ではなく、熱凝固を目的とした高周波エネルギーが重要です。
3.誤り。
一般的な単極高周波アブレーションでは対極板が必要です。対極板の接触不良は熱傷や出力異常の原因になるため、装着状態の確認が重要です。
4.誤り。
カテーテルアブレーションは不整脈の原因部位を治療する方法であり、通常、術後に心機能が低下することを目的とした治療ではありません。合併症には注意しますが、記述としては不適切です。
5.正しい。
カテーテル先端を目的部位に接触させて通電し、異常興奮の発生部位や伝導路を焼灼します。カテーテルアブレーションの基本操作として正しい記述です。
覚えるポイント
- カテーテルアブレーションは、主に高周波電流による局所加熱治療です。
- カテーテル先端を目的部位に接触させて治療します。
- 先端温度は300℃ではなく、過加熱を避けて管理します。
- 単極高周波治療では対極板が重要です。
- 出力、温度、インピーダンス、対極板、心電図を安全管理のポイントとして押さえます。