37AM35|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
体外衝撃波結石破砕装置について正しいのはどれか。 a.尿管結石の破砕時には超音波照準方式が適している。 b.心電図同期装置が必要である。 c.衝撃波は水中を伝播させる。 d.腹部大動脈瘤患者には使用禁忌である。 e.骨盤内の尿管結石に適用する。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、体外衝撃波結石破砕装置、ESWLの原理、照準、安全管理、禁忌が問われています。
正しい小項目は、b、c、dです。
- b.心電図同期装置が必要です。
- c.衝撃波は水中を伝播させます。
- d.腹部大動脈瘤患者には使用禁忌です。
解説
体外衝撃波結石破砕装置は、体外で発生させた衝撃波を結石に集束させ、結石を破砕する装置です。主に腎結石や一部の尿管結石に対して用いられます。
衝撃波は水中をよく伝わるため、水や水袋を介して体内へ伝えます。体表との間に空気が入ると音響インピーダンスの差により反射が大きくなり、エネルギーが十分伝わりません。
衝撃波は心臓にも影響を与える可能性があるため、不整脈を避ける目的で心電図同期を行います。一般にR波に同期して衝撃波を発生させます。
腹部大動脈瘤がある患者では、衝撃波による血管損傷や瘤破裂の危険があるため禁忌とされます。
安全管理上のポイント
ESWLでは、照準、心電図同期、衝撃波出力、患者体位、水系のカップリング、疼痛、不整脈、血尿、血圧変動を確認します。水と皮膚の間に空気が入らないことも重要です。
選択肢の確認
1.誤り。
選択肢1はa、b、cの組合せです。bとcは正しいですが、aが不適切です。尿管結石では部位によって超音波照準が難しい場合があり、超音波照準方式が適しているとは一概にいえません。
2.誤り。
選択肢2はa、b、eの組合せです。bは正しいですが、aとeが不適切です。骨盤内の尿管結石は、骨盤骨や腸管ガスなどの影響で適用が制限されることがあります。
3.誤り。
選択肢3はa、d、eの組合せです。dは正しいですが、aとeが不適切です。心電図同期装置が含まれていない点も不適切です。
4.正しい。
選択肢4はb、c、dの組合せです。心電図同期装置、衝撃波の水中伝播、腹部大動脈瘤患者への禁忌はいずれも体外衝撃波結石破砕装置で重要な内容です。
5.誤り。
選択肢5はc、d、eの組合せです。cとdは正しいですが、eが不適切です。さらに、心電図同期装置が含まれていません。
覚えるポイント
- ESWLは体外から衝撃波を結石に集束させて破砕します。
- 衝撃波は水中を伝播させます。
- 不整脈予防のため心電図同期が重要です。
- 腹部大動脈瘤は禁忌として押さえます。
- 照準方式は結石の部位や描出性によって適否が変わります。