39PM42|第39回 臨床工学技士国家試験 過去問
JIS T 7101 において静止圧状態の標準送気圧力[kPa]が最も高いのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、医療ガス配管設備における標準送気圧力の違いが問われています。
酸素、治療用空気、亜酸化窒素、二酸化炭素などの治療用ガスと、手術機器を駆動するためのガスでは、必要な圧力が異なります。
解説
JIS T 7101 は、医療ガス配管設備に関係する規格です。
医療ガスには、患者へ投与する目的のガスと、手術機器などを作動させる目的のガスがあります。
患者に投与する酸素、治療用空気、亜酸化窒素などは、呼吸療法や麻酔で使用されます。これらは患者に安全に供給できる圧力で管理されます。
一方、手術機器駆動用窒素は、空気ドリルなどの手術機器を駆動する目的で使用されます。機械的な力を発生させる必要があるため、治療用ガスより高い送気圧力が必要です。
したがって、静止圧状態の標準送気圧力が最も高いのは、手術機器駆動用窒素です。
ひっかけポイント
「患者に投与するガス」と「機器を駆動するガス」を分けて考えます。最も高圧が必要なのは、患者投与用ではなく手術機器駆動用のガスです。
選択肢の確認
1.誤り。
酸素は重要な医療ガスですが、標準送気圧力が最も高いものではありません。患者投与用のガスとして扱います。
2.誤り。
二酸化炭素は腹腔鏡手術の気腹などで使用されますが、この選択肢の中で標準送気圧力が最も高いものではありません。
3.誤り。
治療用空気は人工呼吸器や酸素濃度調整などで使用されます。手術機器駆動用窒素ほど高い送気圧力は必要としません。
4.正しい。
手術機器駆動用窒素は、手術用ドリルなどの機器を駆動するために用いられ、標準送気圧力が最も高く設定されます。
5.誤り。
亜酸化窒素は麻酔に用いられる医療ガスですが、手術機器駆動用窒素より高い送気圧力を必要とするものではありません。
覚えるポイント
- 医療ガスには、患者投与用と機器駆動用があります。
- 酸素、治療用空気、亜酸化窒素は主に患者投与や麻酔で使われます。
- 手術機器駆動用窒素は、機器を動かすため高い圧力が必要です。
- 標準送気圧力が最も高いのは手術機器駆動用窒素です。
- 医療ガスでは、ガス種、用途、圧力、誤接続防止をセットで確認します。