68PM092|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問
ヘルスプロモーションに含まれないのはどれか。
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正解: 5
正答
5(救急医療機関への搬送体制の整備)
この問題のポイント
ヘルスプロモーションは、病気が起きた後の救命体制ではなく、人々が健康を管理・改善できる政策、環境、知識、地域の力を整える活動です。
解説
世界保健機関〈WHO〉のオタワ憲章では、ヘルスプロモーションを、人々が自らの健康をよりよく管理し改善できるようにする過程として捉えます。単に本人へ「努力しなさい」と教育するだけでなく、健康的な公共政策をつくる、健康を支える環境を整える、地域活動を強化する、個人の技術を高める、保健医療サービスを予防・健康づくりへ方向転換する、という視点が重要です。公共空間の禁煙は政策と環境、健康教育は個人の能力、歩道は身体活動を選びやすい環境、家庭用機器は家庭で健康状態を把握・管理する手段に対応します。一方、救急搬送体制は急病や外傷がすでに発生した後、迅速に専門治療へつなぐ救急医療体制です。重要な公衆衛生活動ではありますが、この設問でいう健康を主体的に増進するヘルスプロモーションには含めません。
選択肢の確認
1.正答ではない(記述は正しい)。公共の場での禁煙推進は、受動喫煙を防ぐ健康的な公共政策と支援的環境づくりであり、ヘルスプロモーションに含まれます。
2.正答ではない(記述は正しい)。家庭で使える血圧計などの機器は、日常生活で健康状態を把握し自己管理する能力と環境を支えるため、含まれます。
3.正答ではない(記述は正しい)。地域住民への健康教育は、知識だけでなく健康上の意思決定や行動に必要な個人技能を高める活動です。
4.正答ではない(記述は正しい)。安全に歩ける歩道の整備は、住民が運動を選択しやすくする支援的環境づくりの代表例です。
5.正答(記述は誤り)。救急医療機関への搬送体制は発症・受傷後の救命と治療を担う救急医療であり、ここでのヘルスプロモーションには含まれません。
覚えるポイント
- ヘルスプロモーションは個人教育だけでなく、政策と生活環境も対象にする。
- 禁煙政策・健康教育・歩道整備は、それぞれ健康を選びやすくする働きがある。
- 救急搬送は重要だが、発症後対応であり本問のヘルスプロモーションとは区別する。
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