69PM057|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問
銀液を加温しないのはどれか。
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正解: 3
正答
3.渡辺の鍍銀法
この問題のポイント
鍍銀法は対象物だけでなく、銀液を加温する方法か室温で反応させる方法かまで整理します。
解説
鍍銀法では、組織成分に銀を沈着させて黒色から黒褐色に可視化しますが、使用する銀液、還元方法、反応温度は染色法ごとに異なります。渡辺の鍍銀法は神経線維、とくに軸索を示す方法で、銀液を加温せずに反応させる点が本問の要点です。これに対しPAM(periodic acid-methenamine silver、過ヨウ素酸メセナミン銀)染色とGrocott染色は、酸化で生じたアルデヒド基にメセナミン銀を反応させ、恒温槽などで加温します。Grimelius染色は好銀性内分泌顆粒を、Masson-Fontana染色はメラニンなどの還元性物質を示し、いずれも銀反応の工程で加温します。鍍銀法は温度や時間のずれで過染・染色不足が起こるため、名称ごとの手順を区別する必要があります。
選択肢の確認
1.正答ではない(記述は正しい)。PAM染色はメセナミン銀液を加温し、腎糸球体基底膜などを黒く染めます。
2.正答ではない(記述は正しい)。Grocott染色もメセナミン銀液を加温し、真菌の細胞壁を黒色に示します。
3.正答(記述は誤り)。渡辺の鍍銀法は銀液を加温せず、神経線維を染める方法です。
4.正答ではない(記述は正しい)。Grimelius染色は好銀性内分泌顆粒を検出する鍍銀法で、銀反応工程に加温があります。
5.正答ではない(記述は正しい)。Masson-Fontana染色は銀液を加温し、メラニンなどの銀還元性物質を黒色に示します。
覚えるポイント
- 銀液を加温しない代表が渡辺の鍍銀法です。
- PAM・Grocottはメセナミン銀液を加温します。
- Grimeliusは好銀性顆粒、Masson-Fontanaはメラニンの評価に用います。
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