69PM056|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問
病理解剖において、剖検医の直接指示のもとで行う臨床検査技師の役割として適切でないのはどれか。
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正解: 5
正答
5.遺族への説明
この問題のポイント
病理解剖で剖検医の直接指示下に行う手技的補助と、医師が責任を負う医学的説明を区別します。
解説
病理解剖は死因や病態を明らかにし、診療内容を検証するために行われます。臨床検査技師は、必要な知識と技能を備え、剖検医の直接指示と監督のもとで、血液などの採取、開頭、臓器の取り出し、解剖後の縫合といった手技を担うことができます。これらは、剖検医が解剖全体を管理し、各操作を具体的に指示することが前提です。一方、解剖の所見を総合して死因や病態を判断し、その医学的意味を遺族へ説明することは、診断責任を負う剖検医・主治医が行います。臨床検査技師が標本作製や検査結果について専門的に協力することと、遺族へ最終的な医学的説明を行うことは別です。「適切でない」を選ぶ問題なので、選択肢5だけが臨床検査技師の役割の範囲外です。
選択肢の確認
1.正しい。剖検医の直接指示下で、検査に必要な血液を採取することは手技的補助に含まれます。
2.正しい。剖検医の直接指示と監督のもとで、臓器を取り出す作業を行えます。
3.正しい。必要な知識・技能を有する臨床検査技師は、剖検医の直接指示下で開頭を補助できます。
4.正しい。解剖終了後の遺体の縫合は、剖検医の直接指示下で行える作業です。
5.誤り。死因や病理診断を含む遺族への医学的説明は、診断責任を負う医師が行うもので、臨床検査技師の役割として適切ではありません。
覚えるポイント
- 病理解剖の補助は剖検医の直接指示・監督下で行います。
- 採取、開頭、臓器の取り出し、縫合は手技的補助に含まれます。
- 死因・病理診断の決定と遺族への医学的説明は医師の責任です。
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