69PM095|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問

正しいのはどれか。 2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 4・5

正答

4(測容器は20℃で表示容積になるように製造されている)、5(オストワルドピペットは粘性の大きい試料の採取に適する)

この問題のポイント

測容器は校正温度・許容誤差・排出方式が器具ごとに異なり、加熱や不適切な溶解操作で精度を損なうことを理解する問題です。

解説

メスフラスコ、メスピペット、ホールピペット、メスシリンダーなどの測容器は、一般に20℃で表示容積となるよう校正されています。液体とガラスは温度で膨張するため、精密な調製では温度を合わせます。定量溶液を作るときは、秤量した物質をまずビーカーなどで少量の溶媒に完全に溶かし、洗い込みながらメスフラスコへ定量的に移し、室温へ戻してから標線まで溶媒を加えます。メスフラスコ内で直接溶かすと、溶解不十分や溶解熱による容積誤差の原因になります。メスフラスコは一定容積を高精度に作る器具で、目盛を読み分けるメスシリンダーより検定公差が小さいです。オストワルドピペットは先端に残る液も吹き出して全量を排出する形式で、血液や血清など粘性の高い試料の一定量採取に適します。測容器を乾熱滅菌器で加熱乾燥すると校正容積を損なうおそれがあります。

選択肢の確認

1.誤り。測容器を乾熱滅菌器の高温で乾燥するとガラスの変形や容積変化を招き、校正精度を損なうため不適切です。
2.誤り。物質はビーカーなどで完全に溶解してからメスフラスコへ定量的に移し、最後に標線まで定容します。
3.誤り。メスフラスコはメスシリンダーより高精度で、同程度の容量なら検定公差は小さいです。
4.正しい。標準的な測容器は20℃で表示容積を示すように製造・校正されています。
5.正しい。オストワルドピペットは残液を吹き出す構造で、血液など粘性が大きく自然流下後に液が残りやすい試料に適します。

覚えるポイント

  • 測容器の標準的な校正温度は20℃である。
  • 定量溶液は別容器で溶解し、メスフラスコへ定量移送して最後に定容する。
  • オストワルドピペットは吹き出し型で、粘性の高い試料に用いる。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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