70AM058|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
FISH 法で正しいのはどれか。 2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: 2・3
正答
2、3
この問題のポイント
蛍光標識プローブで特定DNA配列の数と位置を可視化するFISH法の用途を理解します。
解説
FISH法は、目的DNA配列に相補的な蛍光標識プローブをハイブリダイズさせ、蛍光顕微鏡でシグナルの数・位置・融合・分離を観察する方法です。
遺伝子増幅ではシグナル数の増加、転座では融合シグナルや分離シグナルを検出できます。分裂中期染色体だけでなく間期核でも検査できることが利点です。
選択肢の確認
1.標本は永久標本となる。
誤り。
蛍光は退色するため、通常の染色標本のような永久標本とはいえません。
2.遺伝子増幅の検出に用いる。
正しい。
遺伝子増幅では目的領域のシグナル数増加を検出できるため正しいです。
3.染色体転座の検出に用いる。
正しい。
転座プローブによる融合・分離パターンから染色体転座を検出できるため正しいです。
4.観察には偏光顕微鏡を用いる。
誤り。
観察には蛍光顕微鏡を用います。偏光顕微鏡ではありません。
5.核はフルオレセインイソチオシアネート〈FITC〉で染色する。
誤り。
核の対比染色にはDAPIなどが用いられます。FITCはプローブ標識蛍光色素として用いられます。
覚えるポイント
- FISHは蛍光標識DNAプローブを用います。
- 遺伝子増幅と染色体転座を検出できます。
- 観察は蛍光顕微鏡、核対比染色はDAPIが代表です。