71AM026|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
心エコーで連続波ドプラ法を使用するのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
連続波ドプラ法が高流速血流の測定に適し、圧較差推定に使われることを理解します。
解説
連続波ドプラ法は送信と受信を連続して行うため、パルスドプラ法のようなNyquist限界による折り返しを受けにくく、高速血流を測定できます。一方、ビーム上のどの深さから得られた信号かを限定できません。
右室収縮期圧は、三尖弁逆流の最大流速を連続波ドプラで測定し、簡易Bernoulli式「圧較差 = 4 × 流速の2乗」で右房・右室間圧較差を求め、右房圧を加えて推定します。
選択肢の確認
1.e′
誤り。
e′は僧帽弁輪の組織ドプラ波形で、通常はパルス組織ドプラ法を用います。
2.E/A
誤り。
E/Aは僧帽弁流入血流の拡張早期波Eと心房収縮期波Aの比で、パルスドプラ法で測定します。
3.左室駆出率
誤り。
左室駆出率は主に二次元心エコーで左室容積を計測して算出します。
4.肺体血流比
誤り。
肺体血流比は流出路径、時間速度積、心拍数などから算出し、連続波ドプラを必須とする指標ではありません。
5.右室収縮期圧
正しい。
右室収縮期圧の推定には、三尖弁逆流の高流速ジェットを連続波ドプラで測定します。
覚えるポイント
- 連続波ドプラは高流速測定に向きます。
- 三尖弁逆流速度から右室収縮期圧を推定します。
- 簡易Bernoulli式は圧較差 = 4 × 流速の2乗です。