71AM027第71回 臨床検査技師国家試験 過去問

健常者の右肋間走査の超音波像(別冊No. 6)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

肝内血管を、壁のエコーと走行から門脈・肝静脈に分けます。

解説

画像の矢印は、肝内を走行し、周囲に比較的明瞭な高エコーの壁を伴う血管を示しています。これは門脈です。門脈枝はGlisson鞘に包まれるため、肝静脈より壁が高エコーに描出されやすいのが特徴です。

肝静脈は壁エコーが目立ちにくく、末梢から下大静脈へ合流する走行を示します。血管の同定では、位置・走行・壁エコーに加え、カラードプラやパルスドプラ波形も確認します。

画像で見るポイント
血管の壁が白く縁取られているか、どの方向へ分岐・合流しているかを確認します。

選択肢の確認

1.門 脈
正しい。
門脈はGlisson鞘により壁が高エコーに見え、画像の矢印に一致します。

2.肝動脈
誤り。
肝動脈は門脈に比べ細く、肝門部では胆管とともに門脈の腹側を走ります。

3.左肝静脈
誤り。
左肝静脈は主に左葉を還流し、下大静脈へ合流します。画像の矢印の高エコー壁を持つ血管とは異なります。

4.中肝静脈
誤り。
中肝静脈は左右葉の境界付近を走り、下大静脈へ合流します。通常は門脈のような明瞭な壁エコーを示しません。

5.右肝静脈
誤り。
右肝静脈は右葉を還流し、下大静脈へ合流します。画像の矢印は門脈枝です。

覚えるポイント

  • 門脈は壁が高エコーです。
  • 肝静脈は壁が目立ちにくく、下大静脈へ収束します。
  • 走行、壁、ドプラ波形を組み合わせて同定します。
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