68PM026|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問

下腹部正中横走査による女性の骨盤腔の超音波像を別に示す。 矢印で示すのはどれか。

68PM026の問題画像
解答・解説を見る

正解: 2

正答

2.子宮

この問題のポイント

下腹部正中横走査で、膀胱を目印に女性骨盤内臓器の前後関係を見分ける問題です。

解説

画像を上から観察すると、まず画面上部に内部エコーのほとんどない大きな黒い領域が見えます。これは尿で満たされた膀胱です。矢印は、そのすぐ後方、すなわち画像では深部側にある楕円形の実質性構造を指しています。この位置と形態から子宮と判断します。経腹的骨盤超音波では、尿をためた膀胱が超音波を通しやすい音響窓となり、その後方の子宮を観察しやすくなります。正中横走査では、基本的に前方から膀胱、子宮、直腸の順に並ぶ位置関係を手掛かりにします。卵巣は子宮の左右外側に位置するため正中断面では同時に描出されないことも多く、卵胞が見える場合は同定の助けになります。この画像には臓器名のラベルや計測目盛はなく、矢印と膀胱を基準にした解剖学的位置関係が判断材料です。

選択肢の確認

1.腟:誤り。腟は子宮頸部から下方へ続く管腔構造であり、矢印が示す膀胱後方の大きな楕円形実質構造とは一致しません。
2.子宮:正しい。膀胱の直後方にある正中の実質性臓器で、画像上の矢印の位置と一致します。
3.直腸:誤り。直腸は子宮よりさらに後方に位置する管腔臓器で、内容物やガスの影響を受けるため、この均一な実質性構造とは異なります。
4.膀胱:誤り。膀胱は矢印より前方に見える大きな無エコー域であり、矢印の先ではありません。
5.卵巣:誤り。卵巣は通常、子宮の左右外側に位置し、正中の膀胱直後方にあるこの構造ではありません。

覚えるポイント

  • 経腹骨盤超音波では、尿をためた膀胱を音響窓として利用する。
  • 女性骨盤正中の前後関係は、膀胱、子宮、直腸の順で考える。
  • 卵巣は子宮の左右外側にあり、卵胞が同定の手掛かりになる。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。

関連問題

← 68PM02568PM027 →
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)