68PM025|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問
上腹部超音波像を別に示す。 走査法はどれか。

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正解: 2
正答
2(心窩部横走査)
この問題のポイント
上腹部像で横長に描出された膵と、その後方に円形で見える大血管から探触子の向きを判定する問題です。
解説
提示された超音波像では、画面中央を左右へ横切るやや高エコーの細長い実質性構造として膵が描出されています。その後方には無エコーの血管が円形ないし楕円形の短軸像として複数みえ、さらに深部には椎体による強い反射と後方の音響陰影が確認できます。これらは心窩部で探触子を体軸に対して横向きに置く心窩部横走査の典型的な位置関係です。横断像では患者の右側が画面左、患者の左側が画面右に表示されるのが基本で、大動脈・下大静脈など体軸方向へ走る血管は輪切りの短軸になります。膵は脾静脈や大血管を後方の目印として頭部から体尾部まで横長に追跡します。心窩部縦走査なら体軸方向の大動脈が管状の長軸像となるため、本画像とは異なります。右肋間・右季肋部・右肋骨弓下走査は主に肝臓、胆囊、胆管などを描出する際に用います。
選択肢の確認
1.誤り。右肋間走査は肋骨間から肝臓を音響窓として胆囊・胆管・右腎などを観察し、本画像の正中横断像とは異なります。
2.正しい。膵が横長の長軸像、大動脈などが円形の短軸像として描出されており、心窩部横走査に一致します。
3.誤り。心窩部縦走査では探触子を体軸方向へ向け、大動脈や下大静脈が長い管状の長軸像になります。
4.誤り。右季肋部斜走査は右上腹部で肋骨弓に沿って探触子を置き、胆囊や肝門部などを観察する走査です。
5.誤り。右肋骨弓下走査は肋骨弓下から肝臓を広く描出し、胆道系などを観察しますが、提示された膵の横断像ではありません。
覚えるポイント
- 心窩部横走査では膵は横長、大血管は円形の短軸像です。
- 心窩部縦走査では大動脈が管状の長軸像になります。
- 膵の後方にある脾静脈・大血管・椎体を位置の目印にします。
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