70AM076|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
ウイルスと親和性の高い組織・細胞の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
ウイルスの組織指向性を、侵入門戸と標的受容体・細胞で整理します。
解説
ロタウイルスは小腸絨毛上皮細胞に感染し、乳幼児の急性胃腸炎と水様性下痢を起こします。したがって腸管との組合せが正しいです。
ウイルスは特定の受容体や細胞内環境を必要とするため、親和性の高い組織が決まっています。EBウイルスはB細胞、ポリオウイルスは運動神経細胞、ライノウイルスは上気道上皮、単純ヘルペスウイルスは皮膚・粘膜と感覚神経節に親和性を示します。
選択肢の確認
1.EB ウイルス 単 球
誤り。
EBウイルスは主にCD21を持つB細胞へ感染します。単球との組合せではありません。
2.ロタウイルス 腸 管
正しい。
ロタウイルスは小腸上皮に感染して胃腸炎を起こすため正しい組合せです。
3.ポリオウイルス 皮 膚
誤り。
ポリオウイルスは脊髄前角運動ニューロンなどの神経組織に親和性を持ちます。皮膚ではありません。
4.ライノウイルス 神 経
誤り。
ライノウイルスは上気道上皮に感染し、感冒を起こします。神経との組合せではありません。
5.単純ヘルペスウイルス 気 道
誤り。
単純ヘルペスウイルスは皮膚・粘膜上皮と感覚神経節に潜伏します。気道との組合せは代表的ではありません。
覚えるポイント
- EBVはB細胞、ロタは腸管です。
- ポリオは運動神経、ライノは上気道です。
- HSVは皮膚・粘膜と感覚神経節に親和性を持ちます。