70AM086|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
ABO 亜型で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
ABO亜型は抗原発現が弱い遺伝的変異であり、日本人で多い型を押さえます。
解説
ABO亜型は、ABO遺伝子や関連遺伝子の違いにより、赤血球上のA抗原・B抗原の発現量や反応性が通常型と異なる状態です。日本人ではBm型が比較的多いとされています。
亜型ではオモテ検査とウラ検査の不一致、抗A1との反応、吸着解離試験、唾液中型物質などを組み合わせて同定します。すべての症例で遺伝子検査が必須というわけではありません。
選択肢の確認
1.後天性の変化である。
誤り。
ABO亜型は基本的に遺伝的な抗原発現の変異で、後天性変化そのものではありません。
2.ABO 抗原が発現していない。
誤り。
抗原が完全に発現しないとは限らず、多くは発現量が弱い、または反応性が異なります。
3.遺伝子関連検査を必要とする。
誤り。
血清学的検査で判定できることが多く、すべての亜型で遺伝子関連検査が必須ではありません。
4.日本人では Bm 型が最も多い。
正しい。
日本人ではBm型が最も多いABO亜型とされ、正しいです。
5.体液に ABO 型物質を分泌しない。
誤り。
唾液などへのABO型物質分泌はSe遺伝子に依存し、ABO亜型だから一律に分泌しないわけではありません。
覚えるポイント
- 日本人で多いABO亜型はBm型です。
- 亜型は抗原が弱く、オモテ・ウラ不一致を起こします。
- 分泌型か非分泌型かはSe遺伝子で決まります。