70PM080|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
ABO 血液型が後天的変化を示す原因はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
ABO抗原が後天的に減弱・変化する病態を選びます。
解説
ABO血液型は遺伝的に決まりますが、造血器腫瘍などで赤血球表面の糖転移酵素活性や抗原発現が低下し、後天的に反応が弱くなることがあります。急性骨髄性白血病ではA抗原・B抗原の減弱がみられることがあります。
細菌感染によりA型赤血球がB様反応を示す後天性B、異型輸血や造血幹細胞移植による混合血球などもABO検査不一致の原因です。オモテ・ウラ検査不一致を見たら、疾患、輸血歴、移植歴、年齢、薬剤を確認します。
輸血検査のポイント
反応が弱いから直ちに亜型と決めず、後天性変化と検体・技術要因を除外します。
選択肢の確認
1.血友病
誤り。
血友病は凝固因子欠乏症で、ABO抗原の後天的変化を起こす代表ではありません。
2.赤芽球癆
誤り。
赤芽球癆は赤芽球系産生低下を起こしますが、ABO抗原変化の代表ではありません。
3.鉄欠乏性貧血
誤り。
鉄欠乏性貧血はABO抗原の後天的変化を起こす代表ではありません。
4.急性骨髄性白血病
正しい。
急性骨髄性白血病では赤血球ABO抗原が減弱し、後天的な血液型反応変化を示すことがあります。
5.自己免疫性溶血性貧血
誤り。
自己免疫性溶血性貧血では自己凝集などが検査へ干渉し得ますが、ABO抗原そのものの後天的減弱の代表ではありません。
覚えるポイント
- AMLではABO抗原が減弱することがあります。
- 後天性B、異型輸血、造血幹細胞移植も不一致原因です。
- オモテ・ウラ不一致では病歴と技術的要因を確認します。