70PM035|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
尿酸で正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
尿酸の由来、測定酵素、抗酸化作用、溶解度を整理します。
解説
尿酸はヒトにおけるプリン塩基の最終代謝産物です。血漿中では主要な抗酸化物質の一つとして働きますが、濃度が高くなると尿酸塩結晶を形成し、痛風や尿路結石の原因となります。
尿酸の酵素法ではuricase〈尿酸オキシダーゼ〉を用います。尿酸の血漿中溶解度はおよそ6.8〜7.0 mg/dLで、これを超えると過飽和となり結晶析出のリスクが上がります。
ひっかけポイント
urea〈尿素〉とuric acid〈尿酸〉、ureaseとuricaseを混同しないようにします。
選択肢の確認
1.血漿中で酸化作用を持つ。
誤り。
尿酸は血漿中で抗酸化作用を持ちます。酸化作用を持つという記述は誤りです。
2.血漿中濃度は朝より夜に高い。
誤り。
尿酸値には日内変動がありますが、「朝より夜に高い」を本問の正しい基本事項とはしません。
3.酵素法試薬ではウレアーゼが用いられる。
誤り。
尿酸測定にはuricaseを用います。ureaseは尿素をアンモニアへ分解する酵素です。
4.核酸のピリミジン塩基の最終代謝産物である。
誤り。
尿酸はプリン塩基の最終代謝産物です。ピリミジン塩基はβ-アラニンなどへ分解されます。
5.血漿中の尿酸の溶解度は約 7.0 mg/dL である。
正しい。
血漿中の尿酸の溶解度は約7.0 mg/dLであり、正しい記述です。
覚えるポイント
- 尿酸はプリン代謝の最終産物です。
- 酵素法にはuricaseを用います。
- 溶解度は約6.8〜7.0 mg/dLです。