70PM048|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
中和処理が必要な脱灰液はどれか。 2 つ選べ。
2つ選択
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正解: 2・4
正答
2、4
この問題のポイント
脱灰液の種類と、酸脱灰後の中和操作の必要性を理解します。
解説
骨などの脱灰には酸脱灰法とキレート法があります。塩酸と硝酸は無機強酸で脱灰が速い一方、組織障害や染色性低下を起こしやすく、脱灰後に残存酸を除くため中和処理が必要です。
EDTAはCaをキレートするため組織障害が少ない反面、脱灰に時間がかかります。ギ酸やトリクロロ酢酸は有機酸脱灰液として用いられ、無機強酸と比べて組織障害が少ない方法です。
病理技術のポイント
過脱灰は核染色性や抗原性を損なうため、終点判定と迅速な後処理が重要です。
選択肢の確認
1.エチレンジアミン四酢酸〈EDTA〉
誤り。
EDTAはキレート剤であり、無機強酸脱灰後のような中和処理を基本的に必要としません。
2.塩 酸
正しい。
塩酸は無機強酸で、脱灰後の残存酸を除く中和処理が必要です。
3.ギ 酸
誤り。
ギ酸は有機酸脱灰液で、塩酸・硝酸のような強酸脱灰後の中和対象として本問では選びません。
4.硝 酸
正しい。
硝酸は無機強酸で、脱灰後に中和処理が必要です。
5.トリクロロ酢酸
誤り。
トリクロロ酢酸は有機酸脱灰液で、本問で中和が必要な無機強酸には該当しません。
覚えるポイント
- 中和処理が必要な代表は塩酸と硝酸です。
- EDTAはキレート脱灰で、遅いが組織障害が少ないです。
- 過脱灰は核染色性・抗原性を低下させます。