70PM076|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
カタラーゼテストで使用するのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
カタラーゼ反応の基質と、他の迅速同定試薬を区別します。
解説
カタラーゼは過酸化水素を水と酸素に分解します。菌体へ過酸化水素水を加え、直ちに気泡が生じればカタラーゼ陽性です。Staphylococcus属は陽性、Streptococcus属・Enterococcus属は陰性で、グラム陽性球菌の鑑別に有用です。
血液寒天培地由来の集落では赤血球カタラーゼによる偽陽性に注意し、白金線の種類や試薬濃度にも配慮します。他の選択肢はKOH法、VP反応、indole反応、oxidase試験などに用いる試薬です。
検査のポイント
気泡は酸素です。反応は新鮮菌を用いて速やかに判定します。
選択肢の確認
1.過酸化水素水
正しい。
過酸化水素水はカタラーゼの基質で、酸素の気泡発生を観察します。
2.水酸化カリウム
誤り。
水酸化カリウムはKOH糸引き試験などに用い、カタラーゼ試験の試薬ではありません。
3.α‑ナフトール・アルコール
誤り。
α-ナフトール・アルコールはVP反応の試薬として用います。
4.‑ジメチルアミノベンツアルデヒド
誤り。
p-ジメチルアミノベンツアルデヒドはindole反応のKovac試薬などに含まれます。
5.テトラメチルパラフェニレンジアミン塩酸塩
誤り。
テトラメチルパラフェニレンジアミン塩酸塩はoxidase試験に用います。
覚えるポイント
- カタラーゼ試験は過酸化水素水を用います。
- Staphylococcus陽性、Streptococcus陰性です。
- TMPDはoxidase試験、p-DMABはindole反応です。