71PM004第71回 臨床検査技師国家試験 過去問

血尿をきたすのはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

住血吸虫症を、寄生部位と臓器障害で区別します。

解説

Bilharz〈ビルハルツ〉住血吸虫はSchistosoma haematobiumを指し、成虫は主に膀胱周囲静脈叢に寄生します。虫卵が膀胱壁や尿路に沈着して炎症・肉芽腫・線維化を起こすため、終末時血尿、排尿痛、尿路閉塞などを来します。尿中虫卵は終末棘を持つことが特徴です。

日本住血吸虫やManson住血吸虫は主に腸間膜静脈系に寄生し、腸管・肝臓の病変を起こします。

選択肢の確認

1.広東住血線虫
誤り。
広東住血線虫は好酸球性髄膜炎の原因となり、典型的な尿路性血尿の寄生虫ではありません。

2.東洋毛様線虫
誤り。
東洋毛様線虫は小腸に寄生し、消化器症状や貧血を起こし得ますが、尿路病変が中心ではありません。

3.日本住血吸虫
誤り。
日本住血吸虫は腸間膜静脈系に寄生し、腸病変や肝線維症を起こします。

4.Manson〈マンソン〉住血吸虫
誤り。
Manson〈マンソン〉住血吸虫も腸間膜静脈系に寄生し、腸・肝病変を来します。

5.Bilharz〈ビルハルツ〉住血吸虫
正しい。
Bilharz住血吸虫は膀胱周囲静脈叢に寄生し、尿路病変と血尿を起こします。

覚えるポイント

  • 尿路住血吸虫症はSchistosoma haematobiumです。
  • 尿中虫卵は終末棘を持ちます。
  • 慢性感染は膀胱扁平上皮癌のリスクにもなります。
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