72AM002第72回 臨床検査技師国家試験 過去問

検査項目で負の相関となる組合せはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

同じ病態で同方向に変動する項目と、一方が上がると他方が下がる項目を区別します。

解説

負の相関とは、一方の値が高くなるほど、もう一方の値が低くなる傾向をいいます。トリグリセライドが高い状態では、VLDLとHDLの脂質交換やHDLの異化亢進などにより、HDLコレステロールが低くなることが多く、両者は負の相関を示します。

それ以外の組合せは、同一臓器障害、同一の合成能、体液電解質の連動、腎機能低下などを反映し、一般に正の相関を示します。

選択肢の確認

1.AST ALT
誤りです。
ASTとALTはいずれも肝細胞障害などで上昇しやすく、一般に正の相関を示します。

2.ChE アルブミン
誤りです。
ChEとアルブミンはいずれも肝合成能を反映し、重い肝機能低下でともに低下するため正の相関となります。

3.ナトリウム クロール
誤りです。
ナトリウムとクロールは主要な細胞外液電解質で、体液量や水分状態に応じて同方向に変動しやすい項目です。

4.クレアチニン 尿素窒素
誤りです。
クレアチニンと尿素窒素はともに腎排泄機能低下で上昇しやすく、正の相関を示します。

5.トリグリセライド HDL‑コレステロール
正しいです。
トリグリセライド高値ではHDLコレステロール低値を伴いやすく、典型的な負の相関です。

覚えるポイント

  • 負の相関は「一方が上がると他方が下がる」関係です。
  • TG高値とHDL-C低値はメタボリックシンドロームでもよくみられます。
  • 肝合成能項目や腎機能項目は同方向に動く組合せが多いです。
72AM00172AM003
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