71PM066|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
真性赤血球増加症における検査項目とその結果の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
真性赤血球増加症ではJAK2異常による自律性造血、EPO低値、NAP高値を押さえます。
解説
真性赤血球増加症〈PV〉は、JAK2変異を高頻度に伴う骨髄増殖性腫瘍です。赤血球系だけでなく顆粒球系・巨核球系も増殖し、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットが上昇します。好中球アルカリホスファターゼ〈NAP〉スコアは高値を示します。
腎でのエリスロポエチン産生は負のフィードバックにより低下します。血清LDやビタミンB12は細胞回転・結合蛋白増加により高値となり得ます。
選択肢の確認
1.血清 LD 低 値
誤り。
細胞増殖と代謝回転を反映して血清LDは高値となり得ます。
2.赤血球数 低 値
誤り。
真性赤血球増加症では赤血球数は増加します。
3.NAP スコア 高 値
正しい。
NAPスコアは高値で、低値となりやすいCMLとの鑑別に役立ちます。
4.血清ビタミン B12 低 値
誤り。
顆粒球由来のtranscobalamin増加などにより血清ビタミンB12は高値となることがあります。
5.血清エリスロポエチン 高 値
誤り。
自律性赤血球増加により腎のEPO産生は抑制され、血清EPOは低値となります。
覚えるポイント
- PVはJAK2変異・EPO低値です。
- PVのNAPは高値、CMLのNAPは低値が基本です。
- PVでは汎血球増加を示すことがあります。