72AM079|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
抗原提示細胞はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
抗原を取り込み、MHC分子上に提示してT細胞を活性化する細胞を選びます。
解説
樹状細胞は最も強力なプロフェッショナル抗原提示細胞で、末梢組織で抗原を取り込み、リンパ節へ移動してナイーブT細胞へ提示します。外来性抗原は主にMHCクラスIIを介してCD4陽性T細胞へ提示し、交差提示によってMHCクラスI上に提示することもあります。
代表的な抗原提示細胞は樹状細胞、マクロファージ、B細胞です。抗原提示を受ける側のヘルパーT細胞や、自然免疫で細胞傷害を担うNK細胞と混同しないことが重要です。
選択肢の確認
1.好酸球
誤りです。
好酸球は寄生虫防御やI型アレルギーに関与します。一定条件で抗原提示能を示すことはありますが、代表的な抗原提示細胞として選ぶものではありません。
2.NK 細胞
誤りです。
NK細胞は抗原特異的受容体を介さず、MHCクラスI低下細胞などを傷害します。主要な抗原提示細胞ではありません。
3.樹状細胞
正しいです。
樹状細胞は抗原を取り込み、MHC分子上に提示してナイーブT細胞を強力に活性化します。
4.肥満細胞
誤りです。
肥満細胞はIgEを介する即時型アレルギーでヒスタミンなどを放出します。主要な抗原提示細胞ではありません。
5.ヘルパー T 細胞
誤りです。
ヘルパーT細胞はMHCクラスII上の抗原ペプチドを認識する側であり、代表的な抗原提示細胞ではありません。
覚えるポイント
- プロフェッショナル抗原提示細胞は樹状細胞・マクロファージ・B細胞です。
- 樹状細胞はナイーブT細胞の活性化に最も優れます。
- CD4陽性T細胞は主にMHCクラスII上の抗原を認識します。