72PM084|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
糖鎖系抗原はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
赤血球血液型抗原を、糖鎖抗原と蛋白抗原に分類します。
解説
ABO血液型抗原は、赤血球膜上の糖脂質や糖蛋白の末端糖鎖によって決まります。H物質にN-アセチルガラクトサミンが付加されるとA抗原、ガラクトースが付加されるとB抗原になります。
一方、Rh、Kidd、Diegoなどは膜蛋白に由来する血液型抗原です。輸血検査では、抗原の化学的性質が酵素処理や保存条件による反応性の違いにも関係します。
選択肢の確認
1.ABO
正しいです。
ABO抗原は糖脂質・糖蛋白上の末端糖鎖で規定される糖鎖系抗原です。
2.Diego
誤りです。
Diego抗原は赤血球膜蛋白band 3〈anion exchanger 1〉上に存在する蛋白系抗原です。
3.Kidd
誤りです。
Kidd抗原は尿素輸送体UT-B上に存在する蛋白系抗原です。
4.MNS
誤りです。
MNS抗原は主にグリコホリンA・B上に存在する蛋白系抗原です。糖鎖をもちますが、主要な抗原決定基は膜糖蛋白に由来します。
5.Rh
誤りです。
Rh抗原はRhD、RhCEなどの赤血球膜蛋白に由来する蛋白系抗原です。
覚えるポイント
- ABOは糖鎖系抗原です。
- Rh・Kidd・Diego・MNSは主に膜蛋白系抗原です。
- ABOではH物質への末端糖付加が型を決めます。