68AM070|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問

β-ラクタム系抗菌薬でないのはどれか。

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正解: 5

正答

5(レボフロキサシン)

この問題のポイント

抗菌薬名の語尾と作用標的から、β-ラクタム系4群とニューキノロン系を分類する問題です。

解説

β-ラクタム系抗菌薬はβ-ラクタム環を共通構造にもち、細菌のペニシリン結合蛋白〈PBP〉へ結合してペプチドグリカンの架橋反応を阻害します。細胞壁を作れなくなった増殖中の細菌は浸透圧に耐えにくくなるため、基本的に殺菌的に作用します。β-ラクタム系にはペニシリン系、セフェム系、カルバペネム系、モノバクタム系があります。本問のメロペネムはカルバペネム、セファゾリンとセフォタキシムはセフェム、ピペラシリンはペニシリンに属します。一方、レボフロキサシンはフルオロキノロン系で、DNAジャイレースおよびトポイソメラーゼⅣを阻害して細菌DNAの複製を妨げます。したがって作用標的は細胞壁ではなく核酸合成で、β-ラクタム環をもつ群には入りません。名称だけでなく、PBP阻害かDNA複製阻害かを理解すると確実に区別できます。

選択肢の確認

1.正しい。メロペネムはカルバペネム系のβ-ラクタム薬で、広い抗菌スペクトルをもちます。
2.正しい。セファゾリンは第1世代セフェム系のβ-ラクタム薬です。
3.正しい。ピペラシリンは広域ペニシリン系に属し、β-ラクタマーゼ阻害薬タゾバクタムとの配合でも用いられます。
4.正しい。セフォタキシムは第3世代セフェム系のβ-ラクタム薬です。
5.誤り。レボフロキサシンはフルオロキノロン系で、DNAジャイレース・トポイソメラーゼⅣを阻害します。

覚えるポイント

  • β-ラクタム系はPBPを阻害して細胞壁合成を止めます。
  • ペニシリン・セフェム・カルバペネム・モノバクタムが4群です。
  • レボフロキサシンはキノロン系でDNA複製を阻害します。

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