68AM069|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問
染色法と染色液の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3(Gram染色―パイフェル液)
この問題のポイント
莢膜・芽胞・一般細菌・リケッチア・抗酸菌の染色法を、主染色液または後染色液と正しく対応させる問題です。
解説
Gram染色では、前染色した色素をヨウ素で媒染し、脱色後にGram陰性菌を赤色系に見えるよう後染色します。パイフェル液は薄めた石炭酸フクシン系の赤い染色液で、サフラニンと同様にGram染色の後染色液として使用できます。とくに染色されにくい細菌も比較的明瞭に染めます。ほかの選択肢は、各特殊構造・病原体に用いる色素を意図的に入れ替えています。Hiss法は莢膜染色で、ゲンチアナ紫または塩基性フクシンと硫酸銅液を用います。Wirtz法は難染色性の芽胞へマラカイト緑を加温して浸透させ、栄養型をサフラニンで対比染色します。Giménez染色はリケッチアなどを塩基性フクシンで赤く、背景をマラカイト緑で染め分けます。Ziehl-Neelsen染色は抗酸菌を石炭酸フクシンで加温染色し、酸アルコールで脱色後、メチレン青などで後染色します。
選択肢の確認
1.誤り。Hiss法は莢膜染色であり、ゲンチアナ紫または塩基性フクシンと硫酸銅液を用います。マラカイト緑液との組合せではありません。
2.誤り。Wirtz法は芽胞染色で、芽胞の主染色にマラカイト緑、栄養型の対比染色にサフラニンを用い、石炭酸フクシン液との組合せは不適切です。
3.正しい。パイフェル液はGram染色の後染色液として、脱色されたGram陰性菌を赤色系に染めます。
4.誤り。Giménez染色は塩基性フクシンとマラカイト緑を用いるため、ゲンチアナ紫液との組合せではありません。
5.誤り。Ziehl-Neelsen染色の主染色液は石炭酸フクシンで、脱色後はメチレン青などを用います。サフラニン液との組合せではありません。
覚えるポイント
- Gram染色の後染色にはパイフェル液またはサフラニンを使えます。
- Wirtz法は芽胞とマラカイト緑、Hiss法は莢膜です。
- Ziehl-Neelsen法は抗酸菌と石炭酸フクシンを対応させます。
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