71AM060|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
骨髄塗抹標本の染色法と対象細胞の組合せで陽性とならないのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
骨髄細胞化学染色の標的を、赤芽球・顆粒球・単球・巨核球ごとに整理します。
解説
正常赤芽球は通常、PAS染色陰性またはごく弱いびまん性反応です。これに対し、急性リンパ芽球性白血病や一部の赤白血病では芽球・異常赤芽球が粗大顆粒状またはブロック状にPAS陽性となります。したがって「PAS染色―正常赤芽球」は陽性とならない組合せです。
鉄染色は環状鉄芽球、ペルオキシダーゼは顆粒球系、特異的エステラーゼは好中球系、非特異的エステラーゼは単球系や巨核球などで陽性となります。
選択肢の確認
1.鉄染色 環状鉄芽球
陽性となります。
環状鉄芽球は核周囲に鉄顆粒を持ち、鉄染色で陽性となります。
2.PAS 染色 正常赤芽球
正答。陽性となりません。
正常赤芽球はPAS染色で明瞭な陽性とはならないため、この組合せが正答です。
3.ペルオキシダーゼ染色 好酸球
陽性となります。
好酸球は顆粒球系で、ペルオキシダーゼ染色が強陽性です。
4.特異的エステラーゼ染色 好中球
陽性となります。
好中球系細胞は特異的エステラーゼ〈クロロアセテートエステラーゼ〉染色で陽性です。
5.非特異的エステラーゼ染色 巨核球
陽性となります。
巨核球は非特異的エステラーゼ染色で陽性反応を示します。
覚えるポイント
- 正常赤芽球はPAS陰性が基本です。
- 環状鉄芽球は鉄染色陽性です。
- MPOは顆粒球系、特異的エステラーゼは好中球系です。