70AM063|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
骨髄塗抹標本で正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
骨髄細胞の特殊染色と、正常骨髄像のM/E比・鉄芽球を整理します。
解説
単球系細胞は非特異的エステラーゼ反応が陽性で、この反応はフッ化ナトリウムで阻害されます。顆粒球系の特異的エステラーゼ反応はフッ化ナトリウムの影響を受けにくいため、両者の鑑別に利用されます。
正常骨髄では、赤芽球は通常PAS陰性、前骨髄球以降の顆粒球系はペルオキシダーゼ陽性です。M/E比はおおむね2〜4程度で、正常鉄芽球も認められます。
選択肢の確認
1.正常赤芽球は PAS 染色陽性である。
誤り。
正常赤芽球は通常PAS陰性です。赤白血病などで異常なPAS陽性を示すことがあります。
2.健常成人骨髄像では鉄芽球が認められない。
誤り。
健常成人骨髄でも、鉄顆粒を持つ正常鉄芽球が一定割合認められます。
3.前骨髄球はペルオキシダーゼ染色陰性である。
誤り。
前骨髄球は一次顆粒を持ち、ペルオキシダーゼ染色陽性です。
4.健常成人骨髄像では M/E 比は 10 以上である。
誤り。
正常のM/E比はおおむね2〜4程度です。10以上は顆粒球系の著増や赤芽球系低形成を考えます。
5.単球のエステラーゼ反応はフッ化ナトリウムによって阻害される。
正しい。
単球の非特異的エステラーゼ反応はフッ化ナトリウムで阻害されるため正しいです。
覚えるポイント
- 単球の非特異的エステラーゼはNaFで阻害されます。
- 前骨髄球はMPO陽性です。
- 正常M/E比はおおむね2〜4です。