71PM078|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
染色法と対象となる微生物の組合せで正しいのはどれか。 2 つ選べ。
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正解: 2・3
正答
2、3
この問題のポイント
真菌・原虫・細菌ごとに、直接鏡検と特殊染色の適応を対応させます。
解説
KOH法―Trichophyton rubrumとGrocott染色―Pneumocystis jiroveciiが正しい組合せです。KOHは角質や毛髪を溶解して真菌要素を見やすくし、皮膚糸状菌症の直接鏡検に用います。Grocott染色は真菌細胞壁を黒色に描出し、Pneumocystisの嚢子検出にも有用です。
染色法の名称だけでなく、何を何色に染めるかを理解します。
選択肢の確認
1.墨汁法 Candida albicans
誤り。
組合せは墨汁法―Candida albicansです。墨汁法で莢膜をみる代表はCryptococcusであり、誤りです。
2.KOH 法 Trichophyton rubrum
正しい。
組合せはKOH法―Trichophyton rubrumです。角質を透明化して菌糸を直接観察するため正しい組合せです。
3.Grocott 染色 Pneumocystis jirovecii
正しい。
組合せはGrocott染色―Pneumocystis jiroveciiです。嚢子壁を黒色に描出するため正しい組合せです。
4.Giménez 染色 Mycoplasma pneumoniae
誤り。
組合せはGiménez染色―Mycoplasma pneumoniaeです。Giménez染色はLegionella、Chlamydia、Rickettsiaなどに用いられ、誤りです。
5.Ziehl‑Neelsen 染色 Legionella pneumophila
誤り。
組合せはZiehl-Neelsen染色―Legionella pneumophilaです。Ziehl-Neelsen法は抗酸菌染色であり、誤りです。
覚えるポイント
- KOH法は皮膚糸状菌の直接鏡検です。
- Grocott染色は真菌とPneumocystisを黒色にします。
- 墨汁法はCryptococcusの莢膜です。