72AM004第72回 臨床検査技師国家試験 過去問

原虫に用いられない染色法はどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

原虫の種類に応じた染色法と、細菌の一般染色法であるGram染色を区別します。

解説

原虫の検出には、血液・組織内原虫に対するGiemsa染色、腸管原虫に対する鉄ヘマトキシリン系染色やKohn染色、クリプトスポリジウムなどに対する抗酸染色、蛍光色素を用いるアクリジンオレンジ染色などが用いられます。

Gram染色は主として細菌を細胞壁構造の違いによってGram陽性・陰性に分類する染色法であり、原虫の標準的な同定染色には用いません。

選択肢の確認

1.アクリジンオレンジ染色
原虫の染色に用いられます。
アクリジンオレンジ染色は核酸を蛍光染色し、マラリア原虫などの迅速検出に利用されることがあります。

2.抗酸染色
原虫の染色に用いられます。
抗酸染色はクリプトスポリジウム、サイクロスポラ、シストイソスポラなどのオーシスト検出に用いられます。

3.Giemsa 染色
原虫の染色に用いられます。
Giemsa染色はマラリア原虫、トリパノソーマ、リーシュマニア、トキソプラズマなどの観察に広く用いられます。

4.Gram 染色
正答。原虫の標準的な染色には用いられません。
Gram染色は細菌の基本染色であり、原虫を対象とする標準的な染色法ではありません。

5.Kohn 染色
原虫の染色に用いられます。
Kohn染色は腸管原虫の栄養型・囊子の観察に用いられる永久染色法の一つです。

覚えるポイント

  • Giemsa染色は血液・組織内原虫の基本です。
  • クリプトスポリジウムなどのオーシストには抗酸染色を用います。
  • Gram染色は主として細菌を対象とします。
72AM00372AM005
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