71AM061|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
変異の検出が診断に有用なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
骨髄増殖性腫瘍におけるJAK2変異と、融合遺伝子・その他の変異を区別します。
解説
真性赤血球増加症では、ほとんどの症例にJAK2変異が認められます。代表はJAK2 V617F変異で、一部はJAK2 exon 12変異です。赤血球増加、低エリスロポエチン値などと合わせ、診断に非常に有用です。
慢性骨髄性白血病はBCR::ABL1融合遺伝子が診断の中心です。原発性マクログロブリン血症ではMYD88 L265P変異が高頻度ですが、本問の「変異の検出」として最も典型的に問われるのは真性赤血球増加症のJAK2です。
選択肢の確認
1.骨髄異形成症候群
誤り。
骨髄異形成症候群では多数の遺伝子変異がみられますが、単一の特定変異だけで一般に診断する疾患ではありません。
2.真性赤血球増加症
正しい。
真性赤血球増加症ではJAK2変異の検出が診断に非常に有用です。
3.慢性骨髄性白血病
誤り。
慢性骨髄性白血病の診断では、単純な点変異よりBCR::ABL1融合遺伝子の検出が決定的です。
4.慢性リンパ性白血病
誤り。
慢性リンパ性白血病には多様な遺伝学的異常がありますが、本問の代表的変異診断ではありません。
5.原発性マクログロブリン血症
誤り。
原発性マクログロブリン血症ではMYD88変異が参考になりますが、設問の代表的正答はJAK2変異を伴う真性赤血球増加症です。
覚えるポイント
- 真性赤血球増加症はJAK2変異です。
- 慢性骨髄性白血病はBCR::ABL1融合遺伝子です。
- 遺伝子変異と融合遺伝子を区別します。