70PM059|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
骨髄血塗抹 May‑Giemsa 染色標本(別冊No. 11)を別に示す。 診断に有用な表面抗原はどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
骨髄像で形質細胞を認識し、多発性骨髄腫の表面抗原を選びます。
解説
画像では、偏在する円形核、車軸状クロマチン、強い好塩基性細胞質、核周明庭を持つ形質細胞が増加しています。多発性骨髄腫などの形質細胞腫瘍を考え、診断・免疫表現型解析ではCD38が有用です。
形質細胞はCD38、CD138を高発現し、腫瘍性では軽鎖制限を認めます。多発性骨髄腫ではM蛋白、貧血、腎障害、高Ca血症、溶骨性病変などを総合して評価します。
血液像で見るポイント
偏在核、核周明庭、好塩基性細胞質を見たら形質細胞を考えます。
選択肢の確認
1.CD4
誤り。
CD4はヘルパーT細胞の代表的マーカーで、形質細胞腫瘍の診断マーカーではありません。
2.CD13
誤り。
CD13は骨髄系細胞に発現するマーカーで、急性骨髄性白血病などの評価に用います。
3.CD25
誤り。
CD25はIL-2受容体α鎖で、ATLや活性化T細胞などで重要です。
4.CD34
誤り。
CD34は造血幹・前駆細胞や芽球のマーカーです。成熟形質細胞の代表ではありません。
5.CD38
正しい。
CD38は形質細胞に強く発現し、多発性骨髄腫の診断に有用です。
覚えるポイント
- 形質細胞は偏在核・核周明庭・好塩基性細胞質です。
- 形質細胞はCD38・CD138を高発現します。
- 多発性骨髄腫ではM蛋白、貧血、腎障害、高Ca、骨病変を確認します。