71AM059第71回 臨床検査技師国家試験 過去問

血栓形成を抑制するのはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

血小板活性化を促進する物質と、血管内皮由来の抑制物質を区別します。

解説

血管内皮細胞から産生される**プロスタサイクリン〈PGI2〉**は、血小板内cAMPを増加させて血小板凝集を抑制し、同時に血管を拡張します。正常血管内皮が血栓形成を防ぐ重要な機序です。

これに対し、ADP、トロンボキサンA2、エピネフリンなどは血小板活性化・凝集を促進します。セロトニンは血小板顆粒から放出され、血管収縮などに関与します。

選択肢の確認

1.ADP
誤り。
ADPは血小板P2Y受容体を介して活性化・凝集を促進します。

2.セロトニン
誤り。
セロトニンは血小板濃染顆粒から放出され、血管収縮など血栓形成を助けます。

3.エピネフリン
誤り。
エピネフリンは血小板凝集惹起物質として用いられ、凝集を促進します。

4.トロンボキサンA2
誤り。
トロンボキサンA2は血小板凝集と血管収縮を促進します。

5.プロスタサイクリン
正しい。
プロスタサイクリンは血小板凝集を抑え、血管を拡張して血栓形成を抑制します。

覚えるポイント

  • PGI2は凝集抑制・血管拡張です。
  • TXA2は凝集促進・血管収縮です。
  • ADPは血小板活性化を促進します。
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