72PM088第72回 臨床検査技師国家試験 過去問

輸血後の血管外溶血で正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

血管内溶血と血管外溶血の検査所見を比較します。

解説

血管外溶血では、IgGで感作された赤血球などが主に脾臓・肝臓のマクロファージに貪食されます。ヘモグロビンは細網内皮系で分解され、非抱合型である間接ビリルビンが上昇します。

一方、血管内溶血では血管内で赤血球が破壊され、遊離ヘモグロビン増加、ハプトグロビン著減、ヘモグロビン血症・ヘモグロビン尿などが目立ちます。

選択肢の確認

1.補体が関与する。
誤りです。
補体が強く活性化されて膜侵襲複合体による溶血を起こすのは、典型的には血管内溶血です。血管外溶血は主にIgG感作赤血球の貪食です。

2.ヘモグロビン尿を認める。
誤りです。
ヘモグロビン尿は遊離ヘモグロビンが血中に大量に出る血管内溶血でみられます。血管外溶血では通常目立ちません。

3.ABO 不適合輸血で起こる。
誤りです。
ABO不適合輸血は補体を介する急性血管内溶血の代表です。遅発性血管外溶血はRh、Kidd、Duffyなどの不規則抗体で起こります。

4.間接ビリルビンが上昇する。
正しいです。
赤血球がマクロファージ内で分解されるため、間接ビリルビンが上昇します。

5.血中ハプトグロビンが低下する。
誤りです。
ハプトグロビンは血管内溶血で遊離ヘモグロビンと結合して著減します。血管外溶血でも変動することはありますが、代表所見としては間接ビリルビン上昇を選びます。

覚えるポイント

  • 血管外溶血は脾・肝での貪食と間接ビリルビン上昇です。
  • 血管内溶血はヘモグロビン尿・ハプトグロビン著減が目立ちます。
  • ABO不適合は急性血管内溶血の代表です。
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