113C044|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科放射線学

SPECT頭部矢状断像(別冊No. 6)を別に示す。使用核種はどれか。1つ選べ。

113C044の問題画像
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正解: c

正答

c

この問題のポイント

頭蓋冠・顔面骨・頸椎に沿う集積を示す骨SPECTです。骨シンチグラフィで標準的に用いられるのは、⁹⁹ᵐTcで標識したリン酸化合物です。

解説

⁹⁹ᵐTc標識MDPやHMDPは骨のハイドロキシアパタイトへ吸着し、血流と骨形成が盛んな部位に集積します。⁹⁹ᵐTcは物理半減期が約6時間で、ガンマカメラによる撮像に適したガンマ線を放出するため、骨シンチグラフィを含む多くのSPECT検査に用いられます。本問では単に「SPECTなら常に⁹⁹ᵐTc」と覚えるのではなく、画像が骨格に沿う分布であることも確認します。

画像の確認

実画像では、矢状断像で頭蓋冠に沿う輪郭状の集積がみられ、顔面骨から頸椎にかけても骨格に対応した集積が連続しています。脳実質全体が充満して描出される脳血流像ではなく、骨への放射性医薬品の分布を示す像であり、⁹⁹ᵐTc標識リン酸化合物による骨SPECTに整合します。

選択肢の確認

a.¹⁸F
誤り。
¹⁸Fは陽電子を放出するPET核種です。¹⁸F-NaFを骨PETに用いることはありますが、SPECT像を得る核種ではありません。

b.⁶⁷Ga
誤り。
⁶⁷Gaは腫瘍・炎症シンチグラフィに用いられ、SPECT撮像も可能ですが、本画像のような標準的な骨シンチグラフィの核種ではありません。

c.⁹⁹ᵐTc
正しい。
⁹⁹ᵐTc標識MDP・HMDPは骨シンチグラフィおよび骨SPECTに広く用いられます。

d.¹³¹I
誤り。
¹³¹Iは主に甲状腺疾患の診断・治療に用いられ、骨格分布を示す本像には対応しません。

e.¹³³Xe
誤り。
¹³³Xeは吸入・洗い出しを利用した肺換気検査や脳血流測定に用いられてきましたが、骨へ集積する製剤ではありません。

覚えるポイント

  • 骨シンチグラフィは⁹⁹ᵐTc-MDP/HMDPと対応させます。
  • ¹⁸FはPET、⁹⁹ᵐTcは代表的なSPECT核種ですが、最終的には画像の分布と検査目的まで確認します。

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