113C043|第113回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

破骨細胞が産生するのはどれか。3つ選べ。

3つ選択
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正解: a・b・e

正答

a、b、e

この問題のポイント

破骨細胞は、酸で無機質を溶かし、蛋白分解酵素で有機基質を分解します。代表マーカーはTRAPです。

解説

破骨細胞では炭酸脱水酵素II型が水素イオン産生に関わり、波状縁側を酸性化して骨塩を溶解します。露出したコラーゲンなどの有機基質はカテプシンKで分解されます。酒石酸抵抗性酸ホスファターゼ(TRAP)は破骨細胞の代表的酵素・組織化学マーカーです。アルカリホスファターゼは骨形成を担う骨芽細胞側の代表です。

選択肢の確認

a.カテプシンK
正しい。
骨基質のI型コラーゲンなどを分解する蛋白分解酵素です。

b.炭酸脱水酵素II型
正しい。
水素イオン産生を通じ、骨吸収窩の酸性化に関与します。

c.コリンエステラーゼ
誤り。
神経伝達物質アセチルコリンの分解などに関わる酵素で、破骨細胞の代表産生物ではありません。

d.アルカリホスファターゼ
誤り。
骨形成・石灰化に関与する骨芽細胞の代表的酵素です。

e.酒石酸抵抗性酸ホスファターゼ
正しい。
TRAPは破骨細胞の代表的な組織化学マーカーです。

覚えるポイント

  • 破骨細胞は炭酸脱水酵素II、カテプシンK、TRAPです。
  • 骨芽細胞はアルカリホスファターゼと対比します。

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