113C045|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科放射線学

右側舌縁部の扁平上皮癌のFDG-PET/CT(別冊No. 7)を別に示す。矢印で示す集積部位はどれか。1つ選べ。

113C045の問題画像
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正解: c

正答

c

この問題のポイント

FDG-PETでは腫瘍だけでなく、リンパ組織や筋にも生理的集積が起こります。矢印の解剖学的位置をCTと重ねて判断します。

解説

口蓋扁桃は中咽頭側壁の口蓋舌弓と口蓋咽頭弓の間にあり、リンパ組織として左右対称のFDG集積を示すことがあります。原発舌癌の集積や転移リンパ節と紛らわないため、左右差、結節形態、解剖学的位置をCTで確認します。矢印は咽頭腔の両外側に位置する対称性集積を示しています。

画像の確認

実画像では、右舌縁の原発部に強いFDG集積があり、これとは別に矢印が咽頭腔の左右外側にある対称的な集積を示しています。両側性で口蓋扁桃の解剖的位置に一致し、上内深頸リンパ節のような頸部外側の孤立結節ではありません。

選択肢の確認

a.舌下腺
誤り。
舌下腺は口底前方にあり、矢印の中咽頭側壁とは位置が異なります。

b.外頸動脈
誤り。
血管は造影CTで同定し、矢印の左右対称な扁桃部集積とは異なります。

c.口蓋扁桃
正しい。
中咽頭側壁の左右対称性集積で、口蓋扁桃に一致します。

d.内側翼突筋
誤り。
内側翼突筋は下顎枝内側にあり、矢印位置より外側・前方です。

e.上内深頸リンパ節
誤り。
上内深頸リンパ節は頸動静脈周囲に位置し、咽頭腔に接する左右対称集積とは異なります。

覚えるポイント

  • FDG-PETは生理的集積も示します。
  • 扁桃集積は位置・左右対称性・CT形態で転移と区別します。

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