113C046|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

ある補綴装置の製作過程の写真(別冊No. 8)を別に示す。製作する補綴装置はどれか。1つ選べ。

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正解: a

正答

a

この問題のポイント

顎欠損の模型上で、欠損腔を閉鎖する栓塞部を成形しているため、製作物は顎義歯です。

解説

顎義歯は腫瘍切除などで生じた顎欠損を補い、口腔と鼻腔・上顎洞の交通を閉鎖して咀嚼、嚥下、発音、審美性を回復する装置です。上顎欠損では栓塞子(オブチュレーター)を設けます。大きな栓塞部は軽量化のため中空にすることもあります。顔面外部を補うエピテーゼや、舌・軟口蓋機能を補助する装置とは目的が異なります。

画像の確認

実画像では、上段の上顎模型の片側に大きな欠損腔があり、その周囲へ赤色ワックスで栓塞部の形態を作っています。下段では欠損に対応する閉鎖部が模型上に形成され、顎欠損を補う顎義歯の製作過程と分かります。

選択肢の確認

a.顎義歯
正しい。
顎欠損部を栓塞して口腔機能を回復する顎義歯の製作過程です。

b.エピテーゼ
誤り。
エピテーゼは鼻・耳など顔面外部の欠損を補う装置で、口腔内模型の栓塞部とは異なります。

c.舌接触補助床
誤り。
舌接触補助床は低下した舌と口蓋の接触を補うため口蓋面を厚くする装置です。

d.スピーチエイド
誤り。
スピーチエイドは鼻咽腔閉鎖機能を補助する咽頭部をもち、顎欠損栓塞とは異なります。

e.オーバーデンチャー
誤り。
オーバーデンチャーは残存歯根やインプラントを被覆して支持・維持を得る義歯です。

覚えるポイント

  • 上顎欠損を栓塞する装置は顎義歯です。
  • 栓塞子は口腔と鼻腔・上顎洞の交通を閉鎖します。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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