114A033|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科放射線学

あるエックス線撮影について、ある地域の医療機関における線量の分布を調査した結果を図に示す。 診断参考レベルはどれか。1つ選べ。

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正解: d

正答

d

この問題のポイント

診断参考レベル〈DRL〉は、医療被ばくの線量分布における代表的な高線量側の値、通常は75パーセンタイルを用いて設定されます。

解説

診断参考レベル〈diagnostic reference level:DRL〉は、標準的な体格の患者に対する一般的な撮影条件について、地域や国の線量分布を調査し、その75パーセンタイル値などを基に定める線量最適化の指標です。ある施設の代表値がDRLを継続的に超える場合には、画質を保ちながら撮影条件や装置管理を見直します。

DRLは患者個人に適用する線量限度ではなく、超えた撮影が直ちに不適切という意味でもありません。診断目的や患者条件を考慮しつつ、施設の実務を比較・改善するために用います。

画像の確認

実画像では、医療機関ごとの線量を横軸、施設数を縦軸とした右裾の長い分布に、アからオまでの位置が示されています。エは分布の約75パーセンタイルに当たる高線量側の位置にあり、オのような最大値付近ではありません。

選択肢の確認

a.ア
誤り。分布の低線量側であり、75パーセンタイルに相当しません。

b.イ
誤り。中央値より低い側に位置しています。

c.ウ
誤り。分布の中央付近で、DRLとして用いる高線量側の代表値ではありません。

d.エ
正しい。おおむね75パーセンタイルに相当する位置です。

e.オ
誤り。最大値に近い極端な高線量側であり、DRLの設定位置ではありません。

覚えるポイント

  • DRLは一般に線量分布の75パーセンタイルを基礎にします。
  • DRLは線量限度ではなく最適化の指標です。
  • 継続的な超過があれば撮影条件や装置を見直します。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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