114B007|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

クラウン試適時に、隣接面接触調整部位の明示に有効なのはどれか。1つ選べ。

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正解: b

正答

b

この問題のポイント

クラウンの隣接面接触は、接触強さの判定と、調整すべき部位の明示を分けて考えます。接触部を着色して示せるのは咬合紙です。

解説

クラウン試適時に隣接面接触が強すぎると、クラウンが完全に座らず、マージンの浮きや咬合の高さにつながります。薄い咬合紙を隣接面に介在させて試適すると、強く干渉するクラウン面に色が転写され、削合位置を明示できます。調整は少量ずつ行い、研磨後に再試適します。

デンタルフロスやコンタクトゲージは、接触点の締め付け度を評価するのに役立ちますが、削合部位を面上に着色表示する目的とは異なります。

選択肢の確認

a.探針
誤り。探針はマージンの段差や不適合を触知する器具で、隣接面の調整部位を着色で示せません。

b.咬合紙
正しい。隣接面の強い干渉部に色を転写し、調整部位を明示できます。

c.デンタルフロス
誤り。フロスの通過抵抗で接触の強さは評価できますが、削合位置の明示には適しません。

d.コンタクトゲージ
誤り。規定された厚さのゲージを通して接触強さを定量的に判定する器具です。

e.オクルーザルレジストレーションストリップス
誤り。薄いストリップは咬合接触の評価に利用されますが、本問の隣接面調整部位の明示の答えは咬合紙です。

覚えるポイント

  • 調整部位の明示には色が転写される咬合紙を使います。
  • フロスとコンタクトゲージは接触強さの判定に用います。
  • 隣接面を調整した後は、研磨と再試適を行います。

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