114B010|第114回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学生理・生化学・薬理

解糖系が働く部位はどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: b

正答

b

この問題のポイント

グルコースの代謝経路は、反応の場所と組にして覚えます。解糖系は細胞質基質で進み、ピルビン酸、ATP、NADHを生じます。

解説

解糖系は、グルコース1分子をピルビン酸2分子へ分解する一連の反応です。反応に必要な酵素は細胞質基質にあり、酸素を直接使わずに基質レベルのリン酸化でATPを産生します。ミトコンドリアをもたない赤血球も、解糖系によってATPを得ます。

酸素が十分な細胞では、ピルビン酸がミトコンドリアに入り、アセチルCoAを経てクエン酸回路と電子伝達系へつながります。このように、解糖系そのものと、その後の好気的代謝の場所を区別します。

選択肢の確認

a.ゴルジ装置
誤り。ゴルジ装置はタンパク質や脂質の修飾、選別、輸送に関与します。

b.細胞質基質
正しい。解糖系の反応酵素は細胞質基質に存在し、ここでグルコースをピルビン酸へ変換します。

c.粗面小胞体
誤り。粗面小胞体はリボソームが付着し、分泌タンパク質や膜タンパク質の合成に関与します。

d.リソソーム
誤り。リソソームは酸性加水分解酵素を含み、細胞内消化を担います。

e.ミトコンドリア
誤り。クエン酸回路と酸化的リン酸化の主な場所ですが、解糖系の反応場所ではありません。

公式の取扱い

この問題は、正解者は採点対象とし、不正解者は採点対象から除外されました。問題自体は適切ですが、必修問題としては妥当でないと判断されたためです。

覚えるポイント

  • 解糖系=細胞質基質です。
  • クエン酸回路と電子伝達系はミトコンドリアで進みます。
  • 解糖系は酸素を直接必要とせず、赤血球のATP供給にも重要です。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。

関連問題

← 114B009114B011 →
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)