114C014|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科放射線学

放射線検査において診断参考レベルを設定する目的はどれか。1つ選べ。

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正解: c

正答

c

この問題のポイント

診断参考レベルは、施設の代表的な検査線量を国や地域の参考値と比較し、不必要に高い、または異常に低い線量が繰り返されていないかを点検するための指標です。目的は医療被ばくにおける防護の最適化です。

解説

放射線防護の三原則は、正当化、最適化、線量限度です。診断参考レベルは、検査の実施そのものの利益を判断する「正当化」の基準ではなく、必要な画像情報を確保しながら線量を合理的に低くする「最適化」のツールです。また、個々の患者に適用する上限値や、超過すると直ちに不適切となる線量限度ではありません。

公式の取扱い

厚生労働省は、この問題を「問題としては適切であるが、必修問題としては妥当でない」とし、正解者は採点対象、不正解者は採点対象から除外しています。学習上の正答はcです。

選択肢の確認

a.検査の正当化
誤り。正当化は、被ばくの不利益より診断・治療の利益が上回るかを判断することです。

b.見読性の確保
誤り。画像の診断能の確保は最適化で考慮しますが、診断参考レベル設定の直接の目的は防護の最適化です。

c.防護の最適化
正しい。施設の線量分布を点検し、適切な撮影条件へ改善するために用います。

d.線量限度の適用
誤り。診断参考レベルは線量限度ではなく、患者の医療被ばくに一律の線量限度は適用しません。

e.医療情報の標準化
誤り。情報フォーマットや記録の標準化を目的とする指標ではありません。

覚えるポイント

  • 診断参考レベルは防護の最適化のための指標です。
  • 線量限度ではなく、超過のみで検査の適否を判定する値でもありません。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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