114C015|第114回 歯科医師国家試験 過去問
標準予防策〈standard precautions〉に基づく、接触による院内感染の予防で適切なのはどれか。1つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
標準予防策は、感染症の診断の有無にかかわらず、すべての患者に適用する基本策です。接触による伝播を断つ最も基本的な行為は、患者に触れる前後や手袋を外した後の手指衛生です。
解説
手指は医療関連感染を媒介する主要な経路であり、流水と石けんによる手洗い、または適切な場面でのアルコール手指消毒を行います。手袋は手指衛生の代替にはなりません。標準予防策で感染性があるとみなすものは、血液、汗を除く体液・分泌物・排泄物、損傷した皮膚、粘膜です。感染経路に応じたN95マスクや個室管理は、標準予防策に上乗せする伝播経路別予防策です。
選択肢の確認
a.手洗いの実施
正しい。手指衛生は接触伝播を防ぐ標準予防策の中核です。
b.N95マスクの着用
誤り。N95マスクは結核などの空気予防策で用い、一般的な接触予防の中心ではありません。
c.抗菌薬の予防投与
誤り。不必要な予防投与は耐性菌選択のリスクがあり、標準予防策ではありません。
d.個室での入院治療
誤り。特定の感染経路や患者状況に応じて検討する追加策です。
e.汗が付着した機器の清拭
誤り。汗は標準予防策で感染性とみなす体液から除外され、この設問の接触感染予防としては手洗いを選びます。
覚えるポイント
- 接触感染予防の基本は手指衛生です。
- 標準予防策の体液の取扱いで、汗は例外です。
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