114C016|第114回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学病理・微生物・免疫

末梢血白血球における分葉核好中球の割合が増加するのはどれか。1つ選べ。

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正解: c

正答

c

この問題のポイント

分葉核好中球は成熟した好中球で、急性細菌感染で骨髄から動員されます。急性顎骨骨髄炎は主に細菌感染による急性化膿性炎症であり、末梢血で好中球の割合が増加します。

解説

好中球は細菌を貪食し、急性炎症の初期に中心的な役割を果たします。急性顎骨骨髄炎では、発熱、疼痛、腫脹、排膿などに加え、白血球数増加、好中球増加、CRP上昇を認めることがあります。さらに強い急性感染では、未熟な桿状核好中球が増える左方移動も生じ得ます。慢性免疫性疾患やウイルス感染と区別します。

選択肢の確認

a.口腔扁平苔癬
誤り。T細胞が関与する慢性炎症性粘膜疾患で、好中球増加を典型としません。

b.Sjögren症候群
誤り。自己免疫性の慢性唾液腺・涙腺炎で、分葉核好中球増加の代表ではありません。

c.急性顎骨骨髄炎
正しい。急性細菌感染に対する反応として、末梢血の好中球割合が増加します。

d.口腔カンジダ症
誤り。真菌感染ですが、局所の表在性感染で末梢血好中球割合が増えるのが一般的とはいえません。

e.疱疹性歯肉口内炎
誤り。単純ヘルペスウイルスの初感染であり、細菌性化膿炎のような好中球増加は典型的ではありません。

覚えるポイント

  • 急性細菌感染では好中球が増えます。
  • 急性顎骨骨髄炎では好中球増加とCRP上昇を確認します。

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